vSphere vMotionとは?機能の仕組みを徹底解説

vmotion
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vMotionとは?

vSphere vMotionは、VM(仮想マシン)の稼働を止めることなく、違う物理ホスト(サーバー)に移行することができるvSphereの機能になります。

ホットマイグレーション(ライブマイグレーション)

VM(仮想マシン)を稼働させたまま他の物理ホストに移行することをホットマイグレーション(ライブマイグレーション)といいます。

コールドマイグレーション

VM(仮想マシン)を停止させて他の物理ホストに移行することをコールドマイグレーションといいます。

vMotionの仕組み

vMotionは以下のフローによって機能が実現しています。

  1. VM稼働中にvMotionを開始
  2. 移行元ホストから移行先ホストにメモリ上にあるデータをコピーする
  3. 旧VM(移行元ホストのVM)を一時停止(サスペンド)
  4. 移行元ホストから移行先ホストにメモリビットマップのデータをコピーする
  5. 新VM(移行先ホストのVM)が起動する
  6. 旧VMを削除
  7. vMotion完了

旧VM停止からメモリビットマップのコピー、新VM起動まで稼働VMが無いため、このタイミングでPingの瞬断であったり、メモリがとても大きいサーバであれば僅かな通信断が発生してしまいます。(これをvMotion stunといいます。)
ただ、業務が停止するレベルの影響ではないため、基本的には影響無しとして判断されます。

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